2008年9月 2日 (火)

福田総理のおかげ?

・ガソリン 日計り(トータル+220)
・小豆 日計り(-100)
・小豆 (9/1売玉)→10670買落(+30)
・小豆 09/02 買10670

 本日の商品先物市場は朝から全面安で、石油は寄付きからストップ安近辺で推移してストップ安での大引け。こういう日に日計りで大きな利益を目論んだなら板に騙されないように注意しながら買って戻るのを待つしかない訳だが、何の根拠もなく欲を出して下手に買うと、一瞬にしてストップに張り付いて逃げるに逃げられず翌日は朝からストップ安を食らうなどというリスクがある。本日はガソリンを小さく3回利食って終了。全面安や全面高の日は集中力が途切れがちで、既に後場にはゴムも白金も見ていなかった。コーン売りの順行が大きく有効額はややプラス。日経225先物は利食いがヒットして現在ノーポジション。

福田総理が辞任して一夜明けた本日2日は、株価・円相場ともにプラス要因とマイナス要因が拮抗しているのか、辞任による大きな影響力はさほど感じられなかったが、日経平均は後場から急落してやや大きな下げ幅となって終値は5ヵ月ぶり安。辞任のニュースが影響しているのであれば、総理、ありがとう。

昨夜以降ニュースは福田一色とまではいっていないが、当然ながら各社とも主に福田辞任のニュースを取り上げている。野党・一般国民ともに「無責任」との言葉が目立つが、何もしない総理がいろんな意味で最後に一仕事されたのだと一定の評価はしたい。もっとも、端から総理にはなって頂きたくない方であったのだが。

テレビでの街頭インタビューを観ていると、一部のメディアを除いては純粋に行き当りばったりでインタビューして片寄らせずにビデオを流していると仮定して、皆さん空気が読めているというか、こういう時はこう答えるものと心得ておられるのか、「無責任」のオンパレードである。もう少しバラエティにとんだ持論が出てきても不思議ではないと思うが、日本ではこれが普通。ほとんどの国民がその道に携わっている訳でなく、ニュースを深く追及している訳でもなく、新聞・テレビ・雑誌・・・各社の思惑や印象操作を含んだニュースの表面上だけが目に入り耳に入る事になるので仕方はないが、気がつかない間にメディアに誘導・洗脳されているならば国民にとって芳しくない。

ついこの間まではメディアも野党も国民も、「福田さん、早くやめて下さい」的な空気であったのに、やめたらやめたで政権を投げ出した、無責任極まりない、等々と罵られ、少なからず同情が芽生える。辞任しても批判されずに喝采を浴びていたならご本人にとっては一番キツイのでしょうが。ま、サミット開催時・開催国の首相というビッグな幸運に恵まれたんですから十分でしょうが。

さて近年、政権交代を望む声が国民の半数前後に聞かれますが、個人的には現状の自民党であるのも辛ければ民主党に変わるのも辛い。民主党は良い議員も多数抱えており2大政党と呼ばれる大所帯でありながら、党としては筋の通らない反対の為の反対を繰り返す。その大所帯の党で無投票で選ばれる小沢代表が我が国の総理大臣になるような事は受け入れられない。

小沢代表は古くから将来の総理候補であり、それだけの器であったのは間違いないが、いつ頃からか中身が変わってしまったとしか思えない。悲しいかな一般国民なので何故なのかは解らないが、歴代の総理や重責に身を置きながらそうであった方のようにハニートラップ的なものには万が一にも掛っていない事を望む。一国の最高権力者たる者が他国のハニートラップに引っ掛かっていたならば国民はたまったものではない。ハニートラップとまでは言わずとも、他国の戦略や押し付けに屈して表だって国民には見えない損得勘定の損ばかり出しているようでは、大国であっても国際社会での発言力などいつまでたっても得られない。

結果がどうなるのかは分からないがこれから自公民の思惑がぶつかりあう。高度成長期以降は、今より将来のほうが良くなると楽観的で平和ボケしていられる時代が長年続いていたが、昨今は国内・世界情勢ともに、エネルギーや穀物などの資源、経済、地球環境、安全保障など、想定外の何が起こっても不思議ではない。

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2007年9月 2日 (日)

これは酷すぎる

公立小学校5年生の算数の教科書を見る機会があったが、見てビックリ。あまりの低レベルさに驚かされたのでおもわず Oh My God!! に画像を数枚アップした。クレジットカード会社から毎月送られてくる冊子にも満たない厚さ・ページ数で、絵や写真・キャラクターをふんだんに使いオールカラーで仕上げられている。

役人なり関係者がここまで教科書を低レベルにしてしまう意図がどうしても理解できない。彼らにとって何の徳にもならない筈。学力低下→国際競争力低下→国力全体の低下→日本乗っ取りという、外敵によるおぞましい長期的な思惑が組み込まれているのではないかと妄想さえしてしまう。

学力=トレード力ではないが、これほど低レベルになった学校教育のみを受け社会にでて投資家にでもなったら、日本の投資家の極めて殆んどが負け組みとなり資金を吸い上げられてしまうのではないかと危惧する。

ちなみに私の学歴は最低レベルですが悪しからず。

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2006年8月 5日 (土)

最近読んだ本2冊

買ったまま読まずに眠っている本が随分溜まってきた。相場が頭から離れないのか、精神的に充実していないのか読書する気分にならない。芳しくない傾向だ。

☆つけあがるな中国人、うろたえるな日本人 黄 文雄

日中両国を冷静に見つめられる環境で育った台湾人著者、黄 文雄氏の書籍は過去にも何冊か読んでいる。一見この人は中国に良い印象を持っていないように受け止められる記述が目立つが、多くの台湾人の気持ちを代弁しているとも思える。

☆日本との戦争は避けられない 孔 健

中国人をよく知る中国人著者、孔 健氏が書いた本だけに、読んでみて平和ボケしていないであろう部類の我ながら少々ショックを受けた。中国人の10人中6、7人が日本と戦争すると、またそれに賛成しているらしい。福岡一家殺人事件を犯した中国人留学生たちも、ごくごく一般的な真面目で親孝行な青年たちであり、お金がなかったのだからある程度は仕方のない事らしい。多くの、特に農村部の人々にはいい人が多いと思うし、昨今の反日デモはごく一部の人の仕業だと報道しているが、現実と日本の報道ではやや温度差がありそう。

Book 事情通の中には北京オリンピック後、中国が台湾武力侵攻→米介入と米中戦争を想定する人達がいる。その時の米台政権にも大きく左右されるだろう。もしもそうなれば台湾は当然、日本も勿論他人事ではすまない。確かに米中日台ともせっせと準備を整えているともとれる動きも見受けられる。さぁ万が一そうなれば相場で荒稼ぎするチャンスか?いや、それどころではないのかもしれない。資産が大きければこのてのリスク管理も必要であろう。

日本人が思っている以上に世界の常識や考え方には隔たりがある。いつなんどき想定外の情勢が訪れてもおかしくはない。こんなリスク管理まで必要なのかと思う日本人が多いであろう現在、それが当たり前の事である国も沢山存在している。

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2006年7月17日 (月)

バイオエタノール、利点少ないらしい

トウモロコシからエタノールを作るのは、大豆ディーゼル油を作る場合と比べて、エネルギー効率や環境への影響がかなり悪く、利点が少ないという分析結果がでたらしいが?

「バイオエタノール、利点少ない」米大学が分析
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060715i112.htm

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2006年5月21日 (日)

最近読んだ本3冊

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 相場とは殆ど関係はないが、以前から著者の藤原正彦氏とは共感できる部分が多々あったので3冊ほど読んでみた。よく売れているらしい。本のなかでも比較としてよくアメリカという国家の話題がでてくるが、そのアメリカではパソコンの電源を入れてオンラインにしておくだけで注文から利食い、損切り等々をあらかじめインプットしておいたシステム通りに全て自動で行ってくれる完全自動売買が随分蔓延ってきている。

日本ではよく分野を問わずアメリカ(欧米)では何々・・・。というような表現を聞く事が多いことでも分かる通り、アメリカは進んでいる国であるとの認知が一般的であると思うが、はたしてどうなのか?確かに相場全般に関しては現在間違いなく日本より進んでいる。しかし、チャートで当たり前のように目にする candle stick(ローソク足)は我が国で生まれたではないか。いや、それ以前に先物取引というシステムの近代的な市場を世界中のどの国より早くから確立していたのが、日本の大阪堂島米相場会所ではないか。現在でもよく聞く「天井を買わず、底を売らず」などの相場の格言が、既に遠い昔の徳川家康の時代から沢山あったではないか。対して建国わずか二百数十年の国がアメリカである。

恐らく近い将来には日本でも猫も杓子も完全自動売買という時代が来るのだろう。自動か手動かの違いでどちらも最終的に目的は金を儲ける事、その投資(投機)行為やシステムトレードを日々行っている自分が言うのも全くおかしな話だが、それは違うのではないか?そんな時代が来て良いのだろうかと感じてならない。先物取引市場本来の存在理由がますます薄まる。もっとも我々先物市場などのようなレバレッジのきいた市場で投機している投機家にとっては鉄火場であろうと何であろうと、各自の条件にあった信頼のおける市場があればそれで良いのはやまやまなのだが。

ちょくちょく興味深くブログを覗かしてもらっているNakayama氏 システムトレード徹底攻略 には悪いような気がしないでもないが、日本にはそんな時代が来てほしくない。日本は日本、アメリカはアメリカ。進んでいる事とそれが良いか否かは別物ではないか?。親米派の自分ですら、すくなくとも国家、国民の風習・ならわし等においては見習う事よりも反面教師としてのの要素のほうが遥かに多いのではないかと感じている。

国家の品格 藤原 正彦 (著)

父の威厳 数学者の意地 藤原 正彦 (著)

祖国とは国語 藤原 正彦 (著)

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2006年4月29日 (土)

ウォン=ドル ワロス曲線!

韓国中央銀行の介入タイミングは結構まえから有名になっています。

ワロス曲線とは?
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/2459.swf
http://linkflash.hp.infoseek.co.jp/3051.swf

チャート
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=USDKRW=X&t=1d&l=on&z=m&q=l&c

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